ミルクムスク オードトワレ / 100ml / フローラル

馴染むとパウダリーでミルキーなムスク。 私には香りの移り変わりは感じませんでしたが、優しい香りが好きです。 香りを試すうちに気づいたのですが、いわゆるスイートスキンなのか、グルマン系だともともとの肌の香りと相まってしつこくなる傾向があるようで自分の香りに酔います。 グルマン系が好きなのに… ミルクムスクは比較的甘くてもふんわりした香りで酔いにくく感じます。

サンプルをゲットし肌乗せしたので評価込みで感想書きます（なんせ口コミが少ないから…） 液体をロールオンのように直に塗ったとしても、ガキンと鼻の奥を直撃するような香り立ちになりませんでした。 構成を見ずにつけると、「まるで見えない煙を嗅いでるような」色のない香りでした。 透明の煙のようにうっすらと肌から3センチくらいをくゆらせてるような、目に見えないヴェールのようで、本当に香水なのかと思うような「液体感」のない香りです。（ウォータリーというご意見もありますが）着けた瞬間気化したのではないか、と思うほど原型がわからない香りです。普通香水はつけたところが最も濃く香り、液体が付着した「塊」が感じ られるはずですが、なぜかこれは伸ばしてみても叩いてみてもまるで「粉」や「蒸気」のようで、触ったりできない霞みたいです。つまり香り立ちが本当にジェントルという事ですね。 ゆえに頭痛が起きにくく、パンチがほとんどありません。 どこかで嗅いだことがあるのに思い出せない、懐かしい香りがします。 チョークや、パウダーのような、粒子の細かい香り。ヨーロッパの観光地のフレグランス売り場を、道路を挟んで向かい側から漂ってきたような、鼻を澄ますと「聞こえてくる」ような、遠い場所にある香りに感じます。香りの発生源が、自分の体ではなくもっと遠くに感じるのです。遠くから香って「あ、ここはきっといい香りがある」と気づくような、音楽だったら遠い場所の誰かの練習してるピアノのような、（それもドビュッシーみたいな音楽）そういう「目に見えない」香りがします。画像にすると「マーブリング」みたいな感じです。 抽象的過ぎて参考になんねーよって感じがすると思いますが、表現が難しいんですよね… 公式より ミルクの優しさとムスクが絡み合い、肌と肌が触れ合うような心地よさを感じさせるフレグランスです。リーディングフレグランスのミルクは、子供時代に認識する香りの一つであり、ノスタルジックな感情へと誘います。センシュアルなムスクは、ミルクのソールメイトとしてブレンディングされており、心地良い余韻を残します。みずみずしい洋ナシとピーチのいきいきとしたトップノートは、パウダリーな深みと美しく調和しています。温かみのあるホワイトシダーウッド、スパイシーなトンカビーンは、まるで永遠に続く愛情のような繊細なタッチでラストノートを構成しています。 フレグランスファミリー：フローラル・ムスク リーディングフレグランス！まさにそんな感じ。みずみずしい洋ナシとピーチ→ゼロです。私は洋ナシが苦手なんですが、これは全く洋ナシは感じないです。スパイシーなトンカビーン→LUSHや、ナチュラル系に配合される「香ばしい」トンカビーンはゼロ。 まだ嗅いでないけどコーチのドリームスサンセットが似た構成だけど、多分全然違そう。 温度で言ったら36.5℃。キラキラ感ゼロ。マシュマロのような「粉っぽい」表面のタッチがかろうじて触れるような…それは奥にあるムスクがあるからかろうじて存在を把握できるような…ムスクの黒の背景に、ふわっと粒子の細かいパウダーがほっと舞って、ようやく「ああ、そこにいたのか」と認識できる。そういうイメージが浮かびます。 もっと乱暴に言うと「イギリス王室専用のタルカムパウダーがあったらこんな香りがするだろう」っていう、そういう感じがします。自分はパウダリー系（イリス）が苦手ですがこれは大丈夫ですね。 価格も天然香料使用して100ml15400円は偉い。アクアアレゴリアよりお安いです。ジョーマローンだと100ml30250円…うーん…倍かぁ。モルトンブラウンの方がいいなぁ ただ50mlあれば十分かなって感じはします。100ml使い切れる香ではない感じはする。 参考までに、ミルクっぽいメゾンマティンの「嵐の前」と比べると断然こっちの方がテンダリーです。嵐の前の方が頭痛するしムスクが強く人工的な香りです。刺激的ミルク。 トップ｜ピンクペッパー、"感情” ボディ｜ジャスミンサンバック、ベンゾイン、"喪失” ベース｜バニラ、サンダルウッド、トンカマメ、ムスク、"矛盾” あとはモンブランのシグネチャー トップノート みかん ミドルノート イランイラン、マグノリア、ピオニー ラストノート バニラ、ムスク、ベンゾイン こっちの方がウォータリーでフルーティですね。この二つは液体で、嵐の前がコンデンスミルクくらいの固さ、シグネチャーが透明な液体で、ミルクムスクは透明な煙って感じです。 この不思議体験、結構好きなのでもしかしたら現品買うかもしれません。真夏の屋外とかじゃなかったら年中行けそうだし。夏でもつけれる香りだったらフルボトル欲しいと思いました。 …続きをみる

百貨店のフレグランスコーナーでふとテスターを嗅いでみたところ、気温が寒く雨天の中で大変ほっこりしたので、その勢いで衝動買いをしました。 種類はEDTで、調香師はマーヤ・レヌです。 モルトンブラウンは調香師と各々が手がけたフレグランスが併せて書かれていて大変好印象です。 手首に吹きつけると、ふんわりとバニラに包まれます。洋ナシや桃のフルーティーさもやや感じられるので、甘さ一辺倒ではないです。ミルク寒天からフルーツが出てきた気分です、と書くと甘そうですが、実際は甘すぎません(笑) 1時間後、フルーツが抜けてムスキーな雰囲気とやや塊のような甘みが加わりました。ミルクのぼんやりふんわり 包み込む感じではなく、単発で甘いと感じるので、足された甘さはトンカビーンです。 4～5時間経ち、忘れた頃に嗅ぐと、ウッディ系のニュアンスに変わって、甘い中にも木のしっかりした要素が出ているので、甘すぎない状態が続きます。フェードアウト間際は、意外な事にバニラよりもシダーウッドの方が残っており、トンカビーンは欠片もなくなっていました。 持続時間は9～10時間程度でした。 普段甘い香りを好まない筆者ですが、気温が大変低い日にほっこりするのにちょうど良い香りでした。 筆者の居住地域で雪が殆ど降らないので雪の日には試せていませんが、1桁度の日にオフィスでほっこり仕事をしたい時に適しています。特に通勤途中で心にゆとりを持てます。 …続きをみる